まずは、御社の歩みと事業内容について教えていただけますか?
弊社は「有限会社南都」として法人化してから約35年になります。防水屋なのですが、一般的な屋上の防水とは少し違い、サッシ回りやパネルの目地などにシーリング剤を打ち込む専門的な防水工事を行っています。現在、従業員は15名で、そのうち2名が昨年から仲間入りしたフィリピン人の技能実習生です。
日本人の採用において、どのような課題を感じておられましたか?
正直なところ、日本人の若者を定着させるのは非常に難しいのが現状です。現場作業は夏は暑く冬は寒いうえに、千葉から東京や神奈川の現場まで移動するため拘束時間も長くなります。毎年一人、二人と採用はできていたのですが、大体1年経たずして辞めてしまう。求人媒体に数万円の費用をかけても、来ては辞めるの繰り返しでは「利がない」と感じていました。そんな折、親戚関係の縁もあり、フィリピンから若い力を呼ぶことに決めました。
実際に受け入れてみて、彼らの働きぶりはいかがですか?
非常にタフですね。特に驚いたのは「暑さへの強さ」です 。昨年の猛暑でも、日本人のスタッフが1時間に1回休憩を挟まないと持たないような状況で、彼らは弱音を吐かずに作業を続けてくれました。若い分、体力の向上も早く、どんどん仕事を吸収してくれています。高度な技術を習得するには2〜3年はかかりますが、今では着実に戦力として成長してくれています。
受け入れにあたって、社長が意識されていることはありますか?
一番は「言葉の壁」への対策です。わかったふりをして「はい」と言ってしまうのが一番危ない。建設現場での「意味の取り違え」は大きな事故に直結しますから、「面倒くさくても、理解できるまで何度でも聞き直してくれ」と口酸っぱく伝えています。
また、教える側の日本人スタッフに対してもフォローが必要です。仕事ができる人ほど「なぜこれしきの事ができないんだ」と怒りがちですが、「人それぞれ覚えるスピードは違うんだ」と、彼らに合わせた指導をするよう私が直接言い聞かせています。
今後の展望と、オーシャンロードの支援についてお聞かせください。
現場が立ち上がる秋口以降、さらに忙しくなる予測を立てています。状況を見ながらですが、今後はさらに外国人の人数を増やしていきたいという考えもあります。10人くらいまで増えても、今の体制なら十分にやっていける自信があります。
今回、初めての外国人採用で右も左もわからない状態でしたが、紹介を受けてオーシャンロードさんにお願いして良かったです。これからも長いお付き合いができればと思っています。